魚眼日記

その女、七転八倒につき

4月14日(火)船物語ちゃん

こんばんは七転八倒です。


熱海からフェリーで初島へと行ったのですが


たった25分の間にもそこにはドラマがありました。


私の体験した船物語をご紹介しましょう。


帰りの船での出来事です。


我々がデッキに出てカモメを眺めていたところ


後ろの方で5歳くらいの少年が目を真っ赤にしてシクシクと泣いていました。


娘を抱っこした母親は息子に何か言うとそのままプイと海の方を向いてしまい


近くにいたおばちゃん2人は少年から少し離れて気の毒そうに見守り


祖父だと思われるおじいちゃんは少年の頭を撫でると一眼レフを片手にカモメの方へと消えました。


何かイタズラでもして怒られたのかしら?


船上は風とエンジンの音で会話が全く聞こえません


すでに私の中でサイレント映画が始まっていました。


するとそこへ少年の父らしき男の人がやって来て


突っ伏して泣いている息子の顔を覗き込み訳を問います


娘を抱っこした妻は事情を説明するとまたプイと海の方を眺め出すのでした。


次の瞬間


父親は勢いよく階下へと降りていきました


3分か5分か


もっとあったかもしれません。


暫くすると何かを手にした父親が息を切らし階段を駆け上がってきました


少年の顔ははみるみると笑顔になり


それを見た周りの大人たちも安堵の表情に包まれるのでした。


父親はその何かを息子の尻ポケットに入れてやると息子を軽々と抱き上げました


少年は父親の首にしがみつくと快活に笑い


そこで初めて母親も笑顔を見せるのでした。


そうか


無くした大事なおもちゃをお父さんが見つけ出してくれたんだ


気がつくと私は泣いていた。


もう一度言いましょう


私は泣いていた。


どうです?


涙腺ぶっ壊れてるでしょう?


私はそこに家族の姿を感じてしまったんです


母親は探しには行けません


だって幼い妹を抱っこしているから。


おばちゃん達も探しには行けません


そこまでする筋合いはないから。


祖父も探しには行けません


だってカモメの写真を撮りたいから。


父親は探しにいくのです


息子の笑顔を取り戻したいから。


誰が間違っているわけでもありません


皆正しいのですから。


なんともドラマティックなボンボヤージュでした。
ボンボヤージュさん「あなた私の使い方間違ってるぅ!」


私の感性がトチ狂っていないことを願います。


またね!

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  1. 2015/04/14(火) 22:46:49 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

(ソメちゃんのつぶやき)

(ソメちゃんのつぶやき)
美弥子さんって
タマネギ刻まなくても
泣いちゃうんだー!?!?
やっぱりすごいなーーー!


  1. 2015/04/15(水) 19:36:58 |
  2. URL |
  3. ソメちゃん #-
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こちらそ

いつも応援ありがとうございます!
明日も明後日もがんばるぞーー^o^
  1. 2015/04/15(水) 20:28:19 |
  2. URL |
  3. 美弥子 #-
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ソメちゃん

玉ねぎがなくとも泣けますとも!
どうやら神様が涙の元栓を閉め忘れたようです〜
  1. 2015/04/15(水) 20:31:19 |
  2. URL |
  3. 美弥子 #-
  4. [ 編集 ]

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