魚眼日記

その女、七転八倒につき

3月18日(水)自白ちゃん③

こんばんは七転八倒です。

私はバセドウ病です。


母のロープをつたって穴から出られるようになった私は少しだけを向くようになりました


内面を養うんだ


そうすればこの苦しみから解放される。


それでもまた穴に落っこちてしまうこともありました



今日「大丈夫だ」と思っていても明日にはもう「だめだ」と思う


その繰り返しでした。


そんなふうに希望絶望を繰り返しているうちに


いつしか私の中で希望が絶望を凌駕するようになり


とうとう穴を塞ぐことができたのでした。


そして手術をすることになりました


その頃表参道にある伊藤病院という日本で最も甲状腺疾患に詳しい病院へと移った私は手術の準備に入りました


首の付け根、ちょうど鎖骨の上あたりにメスを入れ肥大化した甲状腺を切除するというもので


は残るけど時間が経てば薄くなるしネックレスで隠せば分からないと先生は言いました


甲状腺には反回神経(声帯を動かす神経)がくっついているため術後しばらく声が出ないということ


そして稀に反回神経を切ってしまい一生声が出なくなるケースもあるがかなり確率は低いということ


全てを承諾して私は当日を迎えました。


母は執刀医の先生に挨拶をすると小さな声で何か言って先生の手に封筒を握らせました


「声だけは守ってやってください」


そう言った気がしました。


身体の産毛を剃ったり肩に鎮痛剤を打ち最後に首元に麻酔を何本も打ち込まれ私は手術台に乗せられました


手術室に運ばれるとき母は「みやちゃん」と言って私の手を握りました


病気になってから泣いていたのはいつも私の方でしたが


この時だけは母が泣いていました。


私の苦しみは母の苦しみなのだ


親子は繋がっているのだと


あのとき初めてそう思いました。



つづく-。


またね!
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