魚眼日記

その女、七転八倒につき

9月11日(月) ¥900カットちゃん

こんばんは七転八倒です
THE・¥900カット。



先日触れた¥900カットのお話をしましょう



あれはかれこれ8年前のことでしょうか



当時私は家賃¥27000を常時滞納するほどのろくでなし演劇野郎でした。
演劇野郎は大抵ろくでなしです。



役者さんというものは大抵舞台の本番が近づくと美容室へ行き、役に合った髪型にしたりしてモチベーションを上げる生き物です。



私も当然そうしたいと思うものの例によって美容室に行くほどお金がありませんでした



さてどうしようかと考えあぐねていると



ふといつも稽古場へ行く途中に目にするカット¥900と手書きで書かれた床屋の看板が頭をよぎったのです。



幸い私の役所はネジが数本外れた女の子だったので仕上がりがであっても良かったのと



私の中でその役のイメージがおかっぱだったのでむしろ洒落た美容室より庶民的な床屋の方がリアルなのではないかと考えたのでした



とか言うとさも計算された感じですが実際はお金がないという現実に後付けしただけですが。



私が勇気を出し床屋の扉を開け中へ入ると



昔ながらのパーマ機をあてられたおばちゃんがオンリーワンで女性セブンを読んでいました



「あれ?あの...」
「隣で買い物してる。すぐ帰ってくるから」



しばらくすると隣の*99円ショップから店主であろうおっさんがビニール袋を下げて戻ってきました
※懐かしい!知らない?キュウキュウショップ。



「あーカット?」
「は、はい」
「どんな感じ?」
「あの、ここからパッツーンて」
「わかった」



ガッツ石松似のおっさんはプロゆえなのか面倒くさいのか、細かいことや余計な事は一切聞かず即仕事に取り掛かりました



チョキチョキチョキチョキチョキチョキ
パッツーン!
チョキチョキチョキチョキチョキチョキ
パッツーン!



肩下まであった私の髪の毛はみるみる短くなっていきあっという間に終わりました



「どうだい」



鏡を見るとそこには私のイメージ通り、いや、それ以上の仕上がり、つーか、



麗子像にしか見えなかった。



明日デートに行く予定だったら死にたくなるような髪型だけど



ネジの外れた女の子の役を全うしたい私にとっては完璧な髪型でした。



最後の仕上げにガッツ石松は私の肩に落ちていた無数の毛をフーーーーーッ!フーーーーーッ!と息で吹き飛ばしました



美容院だとブラシみたいなので払っていた気がしますが



流石プロは違いますね。



自らの息で吹き飛ばす!



あの店に入った瞬間から出るまでずーっと楽しかったです。



以上¥900カットのお話でーした


またね!
  1. 2017/09/11(月) 12:27:10|
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