魚眼日記

その女、七転八倒につき

10月16日(土)三連ちゃん

仕事のない日が丸三日




束縛するものは何もなかった

果てしない自由を全身に浴びて

コヤミは生きてる喜びを受け止めた





相手にしてくれる人が誰もいなかった

果てしない荒涼を全身に喰らって

コヤミは生きてる孤独を受け流した



っぶねー!あぶねー!!



ロンリネース?


ノン!
アイムフリーダム!!



孤独を自由にすり替えて、コヤミは古本屋に走った



100円コーナーを物色している最中に便意をもよおしてきた


「っせーよ。ぐずぐずしてると漏らしちまうぞ」

頭上の小人が半ケツを出して迫り狂う



向かいのベローチェに一瞥をくれると


コヤミは音もなくかけ込んだ


レジを素通りし再び本屋に戻った



「こえーよ!俺ぁ、お前のそういうとこがこ」

小人にブリーフを履かせ鞄にしまった



本を手に取る



『愛の幻滅』
‐妻子ある男と恋愛をし
これだ


『蜜と毒』
‐愛の冷めた夫婦より情熱のあ
これだ


『彼女の夫たち』
‐中年の愛人との不安定な
これだ




不倫とはなんぞや




今季コヤミの脳内を占拠している未知の道



リッチで展開されていく恋愛は疑似だ



所詮
綺麗なとこしか見せないゲームだ。問題ない。



如何せん
生身の人間には魅力がある。大問題だ。



落ちてたまるか




つけ麺をすすりながら本を貪り

泣いて笑って憤慨して家に帰って寝る

ことの三日間



男と女って沸点が違

「ベローチェでタダ便した女が言及すな!」


振り向きざまに小人の拳が飛んできた



は!



コヤミは我に返った



3ヶ月分の家賃稼がなきゃ





  1. 2010/10/16(土) 18:34:14|
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